1. トイプードルの正しいしつけ方と注意したい点

 

トイプードルの飼い主さんはとても多いですし、大変人気の犬種です。その人気の秘密には、まず可愛らしい外見、そして何よりも、非常に飼いやすい、といったことがあるようです。

確かに、トイプードルは人懐っこくて従順、そして賢い性格をしています。ですが、トイプードルに限らず、どんな犬種でもやはり正しいしつけは必要です。飼い主さんのしつけ次第でお利口さんにも、わがままにもなるのが犬のしつけというものですよね。

では、トイプードルにとって正しいしつけとはどのようなことなのでしょうか。具体例を挙げながら、説明していきます。

 

1.1 トイプードルは小さいけれどとても賢い犬

犬種によって、しつけのしやすさはだいぶ変わってきますが、特にトイプードルは賢く、しつけがしやすい犬種です。

犬によっては、かなり厳しく訓練する必要のある犬種もいますが、トイプードルには特にそのような必要はありません。

まず、パピー期に必ず覚えさせたいことが、トイレのしつけです。トイレはなるべく食事をしたり寝たりする場所とは違うところに配置してあげましょう。注意したい点は、犬は食べたり飲んだりすれば、排せつします。ですので、犬がいつもいる場所から離れすぎてもよくありません。催したらすぐに行けるくらいの距離がベストです。

次に、日ごろのブラッシングやトリミングなどを嫌がらないようにするために、体に触らせることに慣れさせます。このとき、よく噛んでくるような場合には、その都度、「いけない!」「ダメ!」と短く叱ります。しかるときの注意点は、犬の名前を呼んで叱らないことです。「〇〇、ダメ!」などと犬の名前を呼んで叱ると、犬は自分がしたことが悪いのではなく、自分の存在を叱られたと勘違いしてしまうので注意しましょう。また、しかるときは必ずその場ですぐに、短く、がポイントです。

あまりにもだらだらとしかり続けることは全く意味がありません。

これは、トイレの失敗などのときも同様で、トイレに失敗したときに軽く叱りながらトイレの場所を示してあげることが大切で、失敗したことをいつまでも怒り続けることはやめましょう。

トイプードルはそんなに吠える声が大きくはないですが、無駄吠えにもしつけは必要です。多くの飼い主さんは、犬が無駄吠えや要求吠えをすると、「うるさい!」などと反応して怒りますが、これは逆効果で、吠えれば相手にしてもらえる、と犬は勘違いしてしまいます。無駄吠えにたいするしつけは、吠えているうちは無視をします。可哀想ですが、吠えているうちは相手にしてもらえないのだな、と理解させる必要があるのです。

そうして、吠えなくなったら褒めてあげます。おやつをあげるなどしてもいいでしょう。

トイプードルが失敗したり悪さをしたら、短く叱る、できたらよく褒めてあげる、ということの繰り返しが、正しいしつけです。

注意したい点は、トイプードルは賢いため、あまりにも過剰に褒めすぎると飼い主を見下すようになることがあり、そうなってしまうと犬と飼い主にとって最も大切な、いわゆる主従関係が崩れてしまうので、気をつけましょう。賢い犬は、飼い主さんをよく観察しています。ですから、たとえ悪いことをしても、すぐによいことをすれば叱られず、褒められるといったことがすぐにわかるようになります。

肝心なことは、悪いことをしたら短くきっぱりと叱り、うまくできたことがあったら大げさにならない程度に褒めてあげる、というバランスです。どちらかに偏りすぎないように常に気をつけましょう。ただし、時には、甘えてくるときには甘えさせてあげる、といったことも、愛犬とのスキンシップや絆を深める上で大切ですので、叱るか褒めるかといったことはあくまでもしつけの過程で行い、愛犬が甘えたいようなしぐさを見せたときには、ちゃんと甘えさせてあげるとよいですよ。

トイプードルは賢いので、飼い主さんのしつけ方がしっかりしていればとてもいい犬になれます。しつけはパピー期から行いますが、将来犬がよい子になるのも悪い子になるのも、すべては飼い主さん次第ですので、根気よく頑張りましょう。